「見る」だけの市場調査

市場(いちば)調査(ちょうさ)の方法(ほうほう)の中(なか)には、「見る(みる)」だけのものがあります。つまり、観察(かんさつ)による市場(いちば)調査(ちょうさ)です。観察(かんさつ)による調査(ちょうさ)方法(ほうほう)は、ある街(まち)の中(なか)で不特定(ふとくてい)多数(たすう)の大勢(おおぜい)を対象(たいしょう)に観察(かんさつ)する形式(けいしき)のものと、小売店(こうりてん)などで店内(てんない)のお客(おきゃく)を対象(たいしょう)に観察(かんさつ)する形式(けいしき)のものがあります。前者(ぜんしゃ)は、タウンウォッチングとも言わ(ともいわ)れます。調査員(ちょうさいん)が街(まち)に繰り出し(くりだし)、大勢(おおぜい)の中(なか)から対象(たいしょう)に当たる(あたる)人(ひと)の行為(こうい)・行動(こうどう)や、持っ(もっ)ている物(もの)(服装(ふくそう)や装飾品(そうしょくひん)など)などを観察(かんさつ)して調査(ちょうさ)するものです。調査(ちょうさ)の対象(たいしょう)となる人(ひと)の属性(ぞくせい)によっては、街(まち)に繰り出す(くりだす)時間帯(じかんたい)なども、質の良い(しつのよい)調査(ちょうさ)結果(けっか)を持ち帰れ(もちかえれ)るかどうかの大切(たいせつ)な要素(ようそ)になります。後者(こうしゃ)は、店頭(てんとう)及び(および)店内(てんない)観察(かんさつ)と言わ(いわ)れます。調査員(ちょうさいん)が店頭(てんとう)または店内(てんない)に立っ(たっ)て、お客(おきゃく)の行動(こうどう)や商品(しょうひん)を手(て)にしている反応(はんのう)などを観察(かんさつ)して調査(ちょうさ)するものです。主に(おもに)小売店(こうりてん)などが、店舗(てんぽ)経営(けいえい)に役立てる(やくだてる)ために行われ(おこなわれ)ます。この観察(かんさつ)による市場(いちば)調査(ちょうさ)は、やはり直(ちょく)に対象(たいしょう)となる人(ひと)の行動(こうどう)を観察(かんさつ)できることにメリットがあります。街(まち)での調査(ちょうさ)であれば、対象(たいしょう)となる人(ひと)の傾向(けいこう)を把握(はあく)することができ、店内(てんない)の観察(かんさつ)であれば、お客(おきゃく)がある商品(しょうひん)を手(て)に取っ(とっ)ている回数(かいすう)や時間(じかん)など細かく(こまかく)チェックすることができます。しかし、この調査(ちょうさ)方法(ほうほう)には、持ち帰っ(もちかえっ)た調査(ちょうさ)結果(けっか)を集計(しゅうけい)・分析(ぶんせき)するのに手間(てま)がかかるというデメリットがあります。地域(ちいき)によって様々(さまざま)な文化(ぶんか)や流行(りゅうこう)があるため、調査(ちょうさ)結果(けっか)が多様(たよう)なものにもなりがちです。また、同じ(おなじ)地域(ちいき)で同じ(おなじ)時間帯(じかんたい)でも、違う(ちがう)調査(ちょうさ)結果(けっか)が得(え)られるケースも考え(かんがえ)られます。そして、他の(ほかの)方法(ほうほう)で市場(いちば)調査(ちょうさ)を実施(じっし)する場合(ばあい)も同じ(おなじ)ですが、調査(ちょうさ)する目的(もくてき)とその内容(ないよう)を明確(めいかく)にしておくことが大切(たいせつ)です。観察(かんさつ)による市場(いちば)調査(ちょうさ)はコストがかかりませんが、その目的(もくてき)が明確(めいかく)にないと中身(なかみ)のある調査(ちょうさ)結果(けっか)を持ち帰れ(もちかえれ)ないことがあります。

市場調査

市場調査の方法の中には、「見る」だけのものがあります。

市場調査